kyoto experimentと[PureNation]の音楽について

  kyoto experiment2016秋も今週で終わってしまいます。
海外から、日本からたくさんの舞台作品が京都に来ていて、普段週末は仕事なので大阪に観に行くのも時間的にきついという生活のなか、結構夜遅い公演もたくさんあり、楽しませていただきました。
  観に行ったのは、マーティンクリードの展示と『Work No. 1020(バレエ)』。烏丸一条の京都府立府民ホール“ アルティ”というところ。結構近くに住んでいるのに行ったことなかった。椅子も立派で広かった。
  ロームシアターの『Ryoji Ikeda: concert pieces』。小さい方のホールだったけど、椅子が思ったよりはしょぼかった。
  そして、今夜は芸術センターで篠田千明『ZOO』、明後日はANTIBODIES New Performance 2016 『惑星共鳴装置』 を西部講堂に見に行きます。アンチボの前身であるBaby-Qを見たのも10年ぐらい前?も衝撃的でしたが、昨年、京都の木屋町の小学校でみたアンチボの公演がやばすぎて衝撃だったので、今回も楽しみにしています。しかも西部講堂。
  さて感想はさておき、kex関連エントリー作品でアトリエ劇研で行われたあごうさとしさんの
Pure Nation
に、音楽制作で参加させていただきました。
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 少し前のあごうさんの作品[純粋言語を巡る物語ーバベルの塔Ⅱー]でも音楽と録音されたセリフを並び替える系の作業で参加させてもらった以来です。
 (こんな音楽使ってもらったよ→サウンドクラウド
  前回は最新の映像やメディアを使いまくった無人劇、今回はカメラオブスキュラというアナログな装置や出演者もたくさんおられました。
  カメラオブスキュラに関してはこのお話いただいた時点でこの装置を使用することは決まっていたので、かなりテンションが上がりました。
  ちょうど、昨年ぐらいにこの辺のことを調べていて、日本だったらディズニーにその原理を使用したアトラクションがあるらしいみたいな具合だったので、「観に行けへんなー」と思ってたらいきなり!って感じでした。
  それで、稽古場に行ってなんとなく相談しながら素材を集めて、劇場で行われたリハーサルの時にいろんな曲を試して、紆余曲折させて音楽も決まっていきました。
  で、今回は、演出的な都合で使うことが決まっていた音の他に、自宅で製作したバックの音楽とその他の部分を友達のCDから使わせてもらいました。
  これがまためっちゃよくてクオリティが高かったので、似たような物を作るぐらいだったらこのまま使わせてもらおうということで、連絡すると快く了承していただいたのをいいことに、遠慮せずに思いっきりサンプリングしまくりました。
  今回、音楽大変好評で、いつもはCDRに焼いて配ったりしてたんですが、そういったわけで今回配布や販売はいたしません。
  その代わりに元ネタを紹介します。
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松本一哉 『水のかたち』   
 サイト上で試聴もできます。
CDのブックレットも豪華なので、気になった方はぜひ。
ついでに、ご本人はパーカッションでのソロライブや、いろんなユニットで活動していて、「バストリオ」という(私ちょっと未拝見なんですが、kex関連でも作品発表されておられたグループ)カンパニーの方の公演で一緒に全国回ったりされているそうで、今度京都にもきはります。
バストリオ+松本一哉「黒と白と幽霊たち」4都市ツアーへ
 というように、裏技を使わせてもらいましたが大変ご好評いただき、ありがとうございました。

  公演自体は入場者数が限定されている公演だったのですが、9割以上ソールドアウト的な感じで特に後半たくさん来られたとのこと。評判が良かった証拠!
 ちなみに、音響仕込みが手に負えないレベルになったので、S先生に仕込み及びオペしやすいようにプログラムまでしていただいき、本番は全てY先輩にオペしていただき、僕は見にいくだけという生ぬるい立場で参加させていただきました。
 リハの日は主にまかないのおでんの煮込み具合を見張っていました。
バラしの日は打ち上げのタイのお頭を酒蒸しにする係りでした。

 kexに関しては、僕は製作だけして当日オペとかはしていないのですが、これだけ各地で公演が一気に行われると、スタッフや出演者の人はちょっと他のが見に行けない感じでかわいそうでした。でも、同じ期間に同じ土地で、「あれはどうだった」「これはどうだった」とか言える感じがとてもフェス感でていて、大変楽しいと思います。
 ほんでまた、いろいろ見ていると、なんとなく、時代?というか「同じようなことを考えている部分もあるような気がする。」し、楽しいです。
 京都である。っていうのも、海外のアーティストが京都にくるっていうのもあるけども、東京や他の地区の「アンテナの高い人」も京都にやってきて結構、地元の作品も見てくれたはるというのも感じました。
  ふと思ったのは、ロームの池田さんのは映像作品なので、過去の古いものも流しておられて、過去からの流れっぽいものも良いよねと思ったので、ビデオでもよいので、出演者の過去作品を上映する企画とかもやってくれたら(期間限定web公開でも)一個のフェスを軸にもっと楽しめるかも。


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# by watarukanaya | 2016-11-11 19:05
はなもとゆか×マツキモエ舞台公演「WormHole」の音楽について

はなもとゆか×マツキモエ舞台公演「WormHole」の音楽について
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アトリエ劇研にて。
コンテンポラリーダンスカンパニー「はなもとゆか×マツキモエ」
の新作舞台公演
「Worm Hole」が上演されました。五回公演無事に終了いたしました。

こちらは公演前に告知されていたCMです。

前回公演に引き続き音楽協力させていただきました。
公演終了しましたので、説明させていただきます。
まず、音楽じゃないですが、舞台美術を制作されたのは、
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奥中章人さん
客入れというわれる、本番が始まるまでの音は音響の斉藤さんが現場で制作したミックス音源


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こちらのシーンで流れていたのは
アコーディオン奏者の菅野稔子さんご提供の曲でした。

マツキモエが歌っていた曲は本人の作詞作曲を私が打ち込みしました。

前回は音楽に関して、制作段階からディスカッションしながら作っていったんですが、今回は「こうゆうシーンができたので、」というのが先にあって音楽制作に入りました。
といっても新たに制作したのは一曲だけで、そのかわりに劇中に数回にわたって登場し、なんとなくこの舞台の下地のようになっています。
  一つの和音が鳴り続けている継続時間とアタックだけを変化させていく系ノイズだったんですが、
一度、振動スピーカーから出力した音で、同じ和音にオープンチューニングされたクラシックギターに出力し、(同時に弦も震える)それを振動を拾うマイクで再度取り込み、ミキサーに戻して、ライン録音と、周期している過程をマイク取りのステレオ仕様という、かわいい事をしました。
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 いま、写真みて思い出したけど、これ、アンプも使ってるかもしれない。ちなみに珍しく一発どり。
  大変評判がよろしかったので、欲しい方いらっしゃったらデータ送ります。このように、和室で制作されています。

あと、過去音源のサンプルの中から、一曲使ってもらっています。

マツキ作詞作曲曲を含めて以上3曲。今回CDの販売などはしませんでしたが、実は
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こいいうのも記念に作ったんですが、余っているので欲しい方いたらあげます。
盤面はスプートニクの解剖図で、ジャケットは1994年のニュートン特別号「宇宙の誕生を解く」になってます。

音楽協力と表記されていたので「あのアコーディオンの曲よかった!」との声をたくさんいただきましたが、あれは菅野さん作品なのでそこだけお間違えなく!

 舞台自体は、大変好評でした。見に来てくださった皆様、ありがとうございました!!

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# by watarukanaya | 2016-06-08 19:10
京都エクスペリメンツの思い出
KYOTO EXPERIMENT 2016 spring ショーケース「Forecast」
あごうさとしプログラム
国枝かつらプログラム
というのが先週末にありまして、行ってきました。
それぞれのキュレーターが3作品を選んでショーケース形式での公演でした。
1日に同じ芸術センターで行われてましたけども、場所も違って入場もチケットも別。
あごうさとしプログラム にて上映された作品の一つ
「あごうさとし『—純粋言語を巡る物語—バベルの塔 Ⅱ』」の音楽制作でお手伝いさせていただいていたので、午後休みをとり、全部見てきました。
  
  全体的には合計6個の作品をみたんですが、、最後の方疲れるとかいう普通の事も含めてフェス感があって、いいお天気やったし、大変楽しめたし、いろんな人に会ったし、楽しかった。
 それはともかく
  まず、「あごうさとし『—純粋言語を巡る物語—バベルの塔 Ⅱ』」については、アトリエ劇研で上映されて、東京の劇場でも上映され、今回の三度目の上映となりました。のべ、何百人もの人が見ることになる、かなり大掛かりな舞台に、末席ながら関われて大変面白い思いをさせていただいたとともに、見に来ていただいたお客さまにはあらためてお礼申し上げます。
  実際、製作過程を少し知っていて、しかも自分の家で作った曲が大音量で鳴り響いている状態ってちょっとビビるので、作品の感想というか、観て「どうだったか」というのはちょっと 分からない。
 が、やりきった感があるのと、反省点が多々あるんで、今もう一回やらしてくれたら、もうちょっとよくできるでという自信がありますよ!
  他に
同じプログラムとして上映された二つを簡単にご紹介。
ちないにバベルの塔は無人劇(生身の出演者なし)だったのに、他はがっつりダンサーの方が出てきてダンスをするというもの。

岩渕貞太×八木良太『RECORDS』
  美術作家の八木さんの作らはった装置を取り付けてのダンス。ダンスなんだけども、舞台袖に八木さんがいて、まるで新しい人体改造デバイズのプロモーションの様。
その未来っぽさに比較されフランケンっぽさというか構図のレトロ感があり(ダンサーの方もしゅっとした男前やったけど)ました。

辻本佳『Field Pray#2 擬態と遡行』  
は、結構広めのブラックボックスだった劇場の床にちょっとだけ流木?のオブジェが置いてあり、すばらしくムキムキの男性のダンサーの方がターザンぽい姿で髪の毛もターザンっぽい感じ踊ります。めっちゃ上の方の席から見ていたからほんまに閉じ込められている人みたいでした。
  めっちゃ動かはるので逆に動かない流木がかっこよくみえたり、、不思議な舞台でした。

三つのプログラムが徐々に肉体性を帯びていくという企画だったと思います。イエスナイスセレクト。

 さて、 その日は先に  「国枝かつらプログラム」といいまして、国枝かつらさんというキュレーターの方がセレクトしたパフォーマンスアートを再演する企画でした。
  ほとんどの作品も作者も知らなかったのですが、現役美術館のキュレーターの方のセレクトだというのと、新作じゃなく「再演」という事(まあ、多分面白いと思ったからもう一回やるんだろうという単純な信用)、あと、「梅田哲也」さんの作品も含まれていたので。
  梅田さんは他の作品もいくつか見たことがあって自分の中で面白いだろうという信用度があるし、音楽よりの人の印象だったからパフォーマンスだった!気になるーというミーハー心で見に行きました。
  一個その中の作品で妙に引っかかっていたものがあって、次の日の昼ぐらいになって「あれはこうゆうことか?!?!?!?」と気が付いて腰が抜けたので、誰かと事思いを共有したい。(ネタバレ注意!!)
上演された順序は
小金沢健人『CLOSED ANIMA』(2001年)
田村友一郎『D.H.L』(2013年)
梅田哲也『COMPOSITE』(2014年)
いずれも、美術館で初演されている?ぽいです。

小金沢健人『CLOSED ANIMA』(2001年)
赤い布の袋の中に、二人の男性が入っていて、中から台詞が聞こえる。
普通に喋っている口調で話がすすむけども、「ここはどこ」「わたしはだれ」などを誤魔化して、うまいこと興味は引くけど明確には答えない。
 その代わりに「こういうこというやつおるわー!」というような普通の笑い的に面白い演劇が繰り広げられる。
 でも、そのジェスチャーをしているのが、布の中の人なわけで講堂っぽいつくりの部屋と非日常感の境目が滲んでいくみたいで素敵。オープニングぽっくテンションも上がる作品。
  アフタートークで知りましたが、初演は海外で、日本での前回公演は日本語で、今回は特別に関西弁だったそう。

田村友一郎『D.H.L』(2013年)
暗転の中に普通の格好の男性がひとりうつ伏せで倒れている。周りに6人前後の人影。
前方にホワイトボードを持ってきて外国人男性が英語で何かを書いてその分を読む。
次に日本語訳「この死んでしまった男性を20分以内に心残りがないように弔ってあげてください。ただし絶対に無言」みたいな指示。
 ほんで、さあスタート!と外国人男性は去っていく。
 この集められた6名前後の方は事前に「このタイミングで出てきてください。あとは現場の指示に従ってください」と言われたらしい。
中に二人知っている人がいて、始まる前にすこし話をしたけども、「今から出る」ことも内緒にしていたみたいだった。
 で、大した事件は起こらず、20分たちました。
「弔う」ことはできたのかよくわからにまま、時間が来たら、死体役の男性が立ち上がりオペラの高音の声を出して去って行って終わる。
多分呼ばれた6人は「どうにかもっと弔いという曖昧な行為をうまいことできたかな?」と思い、客は「そんな面白くなるかどうかわからないのに、役者さんに適当に無茶振りするだけかよ!」となる。

梅田哲也『COMPOSITE』(2014年)
6人組の人が内向きに立ってサークルを作り、UFOを呼ぶ儀式みたいなことを始める。
おそらく複合リズムの集合体で掛け声と足音方などを叩く音で一定のリズムを繰り返しながら、そういうゲームのように円を回転させる。
 すこしすると、ステージ奥で小学生ぐらいの子供?が同じことを始めるが、お互いにずれている。
ちなみに全員思いっきり目をつぶっている。
 やがて、中央にメロディーをくちずさむ人みながら、ゆらゆらする人が出てくる。
全体の音は徐々に音楽的になっていき、テンションも上がって行っているように思える。
反面、思いっきり目をつぶっているので、二つのサークルとメロディーを担当する数名が入り乱れ始め、気持ちわるーくぐちゃぐちゃになっていく。おそらく一定の法則に従ってもっと作為的にぐちゃぐちゃになり最後は、人がぬけていって終わる。
言うが簡単、作るが大変!みたいな。
徐々に音楽が成立していく反面、見た目のマスゲーム感は崩壊していくという具合でした。


  さて、夜になって、みんな感想とかあげているんかなと思いツイッター検索とかしたら、
国枝さんプログラムについて
1個目、すげえ面白かったし不思議やった。
2個目は意味わからんかった。
3個目感動した。
みたいな感じが多かった。
まあ、そんなところかなぁと思って寝たんですが、妙に引っかかっていて、次の日仕事中にもぼーっと考えていたんですが、「え?!?!?」ってなったことがありました。

 それは、田村友一郎『D.H.L』について。
基本的に見に行った作品が、作者の責任感のない作品やなーと感じたら残念に思うタイプなんですが。
というか、「さあ、自由に見てください」とか「なにが起こるかはその場しだい」とかに投げっぱなしにされると「しらんがな!」と思う日本人っぽいタイプなんですが。

昨日の作品に秘められたすごい謎に気づいてしまったのです。
「なんでまず英語で言った?」
ということです。
  「役者がたまたま外国人だから」、とか「作品のタイトルが英語の文章の頭文字をとったものだから。」
などいろいろあるんですが、それぞれ、「じゃあなぜ司会役は外国人男性だったのか」「パンフレットに書いてある」という点でしっくりはきません。ちなみに観客に外国人はたくさんいました。

そして、重大な事実が一つ。
始めにステージ上に集められた役者の中に
「外国人はいなかった」
つまり、ホワイトボードのメッセージは決して「ステージ上の役者」に向けられた物ではなかったのです。

役者は「指示に従うよう」指示されています。
では観客は?

観客はなにも伝えられていないのに「その指示」だけがしめされる。

単純に演劇的な即興を狙う作品なら、「観客には指示を知らせない」もしくは「例えばダンサーに体を使って、もしくは、役者に声を使って」やってもらう方が全然、そういった方面で面白くなる可能性があるのに、それをことごとく潰している演出。

「なんか面白い事おこるかな?」「えー20分つまらなかった」と思っていた、あなた!そして私!
は果たして、「彼を弔う事」ができたのか!?
ステージ上の事とはいえ、「これは男性の遺体です」と言われているものをどんな目で見ていたか?
「弔おう」ともしなかったのではないか!



と、エキサイトしてししましたが、まるで、交通事故の現場を遠巻きに写メをとる観衆のように、テレビのテロとか災害のニュースを晩酌しながらみるように、私たちは、「目撃」しようとしてたのではないか。
と思って。
これ、とても面白い作品だったと思いません?
すごい推理小説読んだ後みたいに、「ぞーーーーっ」としたんやけど、どうですか?
同じ感想の人います?
ここまでワイワイ言って、作者に全然そんな意図はないですと言われたら、それはそれで面白いっす。

というような、週末を過ごしました。みなさんいかがお過ごしですか?私は元気です。



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# by watarukanaya | 2016-03-25 21:08
ネガポジの思い出とGO PLANET!

 2015年、長らく営業を続けてこられたライブハウスのネガポジがついに閉店のニュースがツイッター上を駆け巡りました。
 現在では無事に移転先も決まったそうですが、閉店決まった時は移転先も決まっておらず、ネガポジを惜しむ声が多数上がり、ついでに、個人的には「あぁ、最近ネガポジ行ってないなー」という感想。
 ライブハウスはいつでも若者が多いので当たり前かもしれませんが、同世代の人も最近行かなくなったなーという方は多いのでは?
 ライブ見にいく機会自体も減っているし、仲良いバンドや見たいバンドで行くところを決めると、ネガポジスケジュールさえチェックしなくなってたよなーと。それは、出演しているバンド自体も世代交代している証拠でお店としては正解かもしれませんが、ちょっと寂しく思いました。

 で、実は大学生の時2〜3年ほど、ネガポジの厨房で働かせてもらいました。今、思うと、結構短かったのだなとおもうけども、大学生の時の数年はかなり私のなにかに影響を与えたと思うので、これを機会に長いネガポジの歴史の中で、私が出入りしていた(週に3回ぐらいは働いたり、見に行ったりしていた)ほんの数年間を、覚えている限りの固有名詞をバンバン書いて思い出そうという企画を勝手にします。

 当時、私は河原町今出川のスタジオスーでバイトする普通の大学生だったのですが、そこで一緒だった松尾さん(ふてはり)という方がネガポジでも働いていて、「料理するバイトがしたい」というと紹介されたという経緯でネガポジで働き始めました。
 高校生の頃からライブハウスなどにもちょろちょろ入っていましたが、ウーピー、メトロ(当時は年齢とか聞かれなかった、、)、木屋町イーストぐらいが行動範囲。
高校生の時ミッシェルガンエレファントのコピーバンドでネガポジでたことあるなーぐらいの認識でした。ホールレンタルの高校生に優しくしてもらったのをすごい覚えていました。

 で、実際働き始めた頃は「明星」というイベントをやっていてアニメーションズとかおやつとか出てました。ネガポジとウーララでちょっと和風の居酒屋っぽいライブハウスでロックバンドを」見ながら瓶ビールみたいなのが流行っていたように思います。マジシャンズとか気まぐれハニーとかゼロ戦とかブギーパンツとかAGEとか。
 マジシャンズの涌井さんもバイトしてましたね。気まぐれハニーのまやちゃんも働いてましたね。
 ライブハウスで実際に働いていると「この日は楽しそう」とか思うようになってきます。そして、やっぱり良いバンドが出ている時は企画でもブッキングでも楽しかったし、店員ながら盛り上がっていました。
 私は厨房スタッフだったので基本的にバンドの人と喋ったりしていないので、当時出ていた人とかを結構一方的に知っている状態が多いです。
 
 で、徐々に自分もlainy j grooveを始めて(それまではネガポジに出れるようなバンドをやってなかった。いろんな意味で)ネガポジでライブをするようになります。
 同世代の大学生のバンドではシゼンカイノオキテとかカスタムノイズとかスーパーノアとかララーズとかサンダースとか。
比較的、当時の大学サークル等でで盛り上がっているような音楽をやっている人は普段でなくて、どっちかというと、垢ぬけない、メロコアとかできなさそうな人のバンドが出ていたようにおもいます。

 すげえと印象に残っているのは、neikaとかビバシェリーとかドーマンセーマンとかトートラインヒッチとか二人乗りとか、ネガポジ店長のバンドのウォーラス、店員のバンドだったビリビリとか。見たような気がします。
 雨一のワンマンライブとかCD買ったな。モーモールルギャバンもデモCDR買ったな。
 このころは店長山崎さんとniwaというバンドをやっていた納谷さんという方がブッキングをしていて、得に納谷さんはおとなしかったし、ネガポジ的なバンドっていうのがはっきりしていたような気がします。

 やがて、突然に調理師になると去っていった納谷さんにかわって、レイニーにボーカルとして一時期在籍してくれる田中くんがやってきました。どこからともなくやってきて、いきなりバイトリーダー的みたいな感じじゃった。
 ちょっと年上だったのと頼りがいがある謎の性格で若者が集まり始めた感じ。
 田中くんの登場は画期的かつ伝説的で、それまで山崎兄弟帝国的なお店だったのがどんどん変わっていきます。田中くんの知り合いだったのかよくわかりませんがかっこいいバンドがたくさん出演しだしました。
紺風少年とかシスターテイルとか、たゆたう(大学の先輩でもあったけど)とかLLamaとか。
 PAにラマの吉岡君とかシライリゾートの白井君とか働いてました。あと大学の同級生だった新平が厨房とホール、私と入れ替わるように入ったのが大学一緒で年下の田村くんも厨房スタッフ、あといきなりやってきた小松ちゃんがホール。 

 店員のバンドとかがなんやかんやで一番客も入って若干、シーン的な盛り上がりを見せていたような気もします。
 平行して私はレイニージェイグルーブというバンドをやり始め、ネガポジやそのほかのライブハウスにでて、「今度うちでライブしない?」とその辺のブッキングマネージャーを名乗る怪しい人に声を掛けられて喜んでいってライブしたらノルマめっちゃとられるとかね、そういう普通のバンド始めました的な事をしていました。
 で、ちょっとライブに慣れてくると、イベントやろうぜ!となりまして、はじめめたのが「GO PLANET!!!」というイベント。合計三回でネガポジでは、はじめの二回をやりました。
 GO PLANETチアガールというのを作りまして、バンドとバンドの間にチアガールが踊って次のバンドを紹介するというバカバカしい企画でした。私は楽しかったです。全部のバンドに対してイメージで衣装を変えたり。

あと、テーマ曲はふたり乗りの二人と気まぐれハニーのまやちゃんに歌ってもらって作りました。
録音と編曲はブリくん。
 多分本人達的には黒歴史なので、聞きたい人がいたらこっそり公開します。
 
 一回目は2015.11/7.チラシではダストクランクになってますが、本番は名前が変わって、店員だった小松ちゃんと大学の同級生だった春ちゃんがやっていたバンドの大十の初ライブ。あと、東京からチムニというバンドに来てもらいました。東京からバンド呼ぶとかしてみたい年頃だった。よく来てくれたと思うし、今でも大変特別な存在です。
 あと、普段はおとなしいふたり乗りというアコースティックユニットも空気読んでスパンコールの衣装着てきてくれた。
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 二回目はライブ録音をしてもらっていたので、記録が残っています。ゲストは大阪からI.Q.Oというバンド。めちゃめちゃ大阪っぽいめちゃくちゃかっこいいバンドだった。なにがって、もう全員のキャラがおかしすぎるし最高だった。のちに一回だけウーララでギターのヘルプさせてもらったのも良い思い出。
 で京都がシゼンカイノオキテと紺風少年。
それが2006年4月9日。録音とPAは白井くんでミックスもしてもらってライブ盤をCDRで出しました。謎にステージ装飾とかもして透明の緑のテープをレーダーのように張り巡らし、サウンドハウスでやすいレーダー装置とかも買った気がします。
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ちなみに三回目はネガポジやめたのに、ずっと働いていたスタジオが隣にライブハウスを作ることになり、それのプレオープン企画でやりました。その時もシゼンカイノオキテとthe Noと大阪からドッドドさんとアトモスフィア―に来てもらって大いに盛り上がりました。

で!!思い出を振り返るついでに
何と!
今月!
第四回目のGo PLANET!!!が行われるのです。

ネガポジもこの場所最後なので、ちょっと懐かしいじゃないと思った方は是非一緒に行きましょう。
ちなみに昨年より私はlainy j grooveを脱退させていただいておりますので、こちらのイベントにもノータッチ!
なんですが、せっかくだからほら、同窓会的な感じで。
でも、出演者は現役ばりばりの人達ばかり。

閉店記念というより移転お祝い!だそうですので、楽しい感じで!

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ハロウィンパーティーします!
夜露死苦!
10月31日@ネガポジ
『GO PLANET FINAL』
OPEN 16:30
2000円
出演
Lainy J Groove
前川サチコ&GLGトリオ
ドクロズ
中村佳穂
星のクズさまたち
シゼンカイノオキテ
http://www.negaposi.net/

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# by watarukanaya | 2015-10-16 20:59
舞台公演裏側初体験と収支報告

2015.09.25-27にアトリエ劇研で行われた
はまもとゆか×マツキモエ新作公演[OKay?]
の音楽制作をさえていただきました。

◯舞台裏初体験◯
具体的には音源の制作と音響仕込みだけ。当日のオペレート等は音響の専門スタッフに交代しました。

「CDに焼いといた音を再生するだけでしょ?」と思われがちですが、これがまあ、ほんと、知らぬが仏な結構大変な作業がおこなわれていまして、普通の倍ぐらいの高さの天上にあるスピーカーの角度を変えるのに信じられない高さの脚立に登るとか、一生ヤリたくない作業をしてくださるスタッフの方がいて、ひとつの公演は成り立っているんです。知りませんでした。

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 ちなみに今回は劇場備え付けのスピーカーの他に客席スピーカーペア、その他にリアスピーカーペア、サブウーファーを持込。メインミキサーですでにアウトが足りないのでよくわからない6.1chシステムになりました。ドルビーアトモスの時代にドルビープロロジックというオーパーツ的なシステムの構築をしました。
 通常のメインだけよりはましだったと思いますが、客席を包むような優しいサウンドシステムにしたかったのですが、思っている以上に広い空間に均一大きい音量で流すのは難しかった。家でならしてみても、実際の広い場所での音量感って全然つかめないのです。
 あと、客席にスピーカーを設置ということで、気を使って小さいのにしたのですが、もうちょっとでっかくても置けたなーという印象。ちょっと悔しい思いをしました。

◯舞台の裏側ってこんななってたのか◯
 いっつも気にしてなかったんですが、照明とかも一回の公演の為に全部設置するんです。信じられない作業量というか、効率の悪さに思えますが、どこにどの照明つかうとか基本的な配置とかはないので、結局、みんな一回全部片付けて倉庫にしまうというのを繰り返したほうがいいらしいです。
 また、チカチカして楽しそうと思っていましたが、電球切れたりなんやかんやで大変だそうです。

 で、仕込みの日とかはちゃんと専門用語がわかり、脚立に登れるスタッフが数名で行うのですが、増員といって、数名のスタッフが来ていました。ので、その日は全部で10人以上作業をしていたと思います。
時間もないし忙しいので、暇な私がごはん作り係りに立候補。
 とりあえずパッと食えるご飯を用意するということで、炊き出し的な事が行われるんですが、通常、舞台予算で行うんですが、ちょっといいものを食べて欲しいと張り切りました。

◯収支報告◯
で、
その分の金額をサントラCDの売上と、過去に無料配布していたCDを100円で販売し、ほぼ寄付のような形で販売させていただきました。
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まず、サントラですが、今回の公演の為に音楽を三曲。SE的な物を数曲つくりました。
ツイッターでは「かっこいいダンス公演を見て、家に帰って真似したくなったときにあると便利な音源」
と言っていましたが。
  3日間で10枚ほどお買い上げ頂きました。ちょうど足りました。買ってくれた人ありがとう。

で、無料配布のCDもたくさん買っていただき、増員に来てくれたスタッフの人たちのご飯やお茶代として活用させていただきました。基本的に大学生で舞台芸術をこころざしている人たちです。みんなが公演を見られるのもこういった若い人立ちがいてこそだと思うので、一食といえども、みんなで支援していただくのもいいかなという思いつきでした。
サントラ500円が10枚
無料音源が100円募金で11枚
合計6100円
 CDやジャケット代金の原価は私の趣味代として自腹っておりますので、収支的にはホントにちょうど食材お買い物代になりました。
 応援として買っていただいた方、ありがとうございました。

◯音楽の値段について◯
 今回、サントラは500円、無料音源は募金100円で販売さえていただきました。
いままでやっていたライブとかだと、演奏する人ーー音楽ーーお客さん
という構図でお客が入場料などを払うこと、演奏する側がギャラを受け取る事にたいして真っ当なものだと思っていました。
 とくにバンドはお金がかかるから、ちょっと支援してねぐらいの気持ちだったんです。
 今回、例えば音楽制作に使ったお金は実質0円です。スピーカーなどは買いましたが、どちらかというと劇場で流す方の機材。作るのは家にあった楽器とパソコン。
 バンドだったら、練習とかスタジオ代とかそういうのあるからね!とおもうんですが、どうしてもお金が発生するとは思えなかった。もちろん、ほかの人の作品は宅録であってもそんなこと考えずに、普通にCDかったりするんですが。

 とくに、僕の場合、完全に普通の仕事をしているわけで、「それはもらってもいいんじゃない」といわれても、「和菓子屋の作った音楽」って言い換えると、「音楽家が作った手作りクッキー」みたいなもんじゃないですか。だから、お菓子はもちろん正当だと思える金額はいただきますが、音楽はどうもね、バザー的な価格以上というかそれで生活をしているような人と同じ値段をつけることにちょっと違和感があります。
 また、僕がバンドとか始めた頃はCDRが登場したころで、でも音源を作って配る的な発想をやっていたから、気に入ってくれるんやったらあげるし聞いてよ!みたいな気分でもあります。

  あと、昨今アップルミュージック等の登場になかなか衝撃を受けたりしていました。
「原価の高いフレンチは値段が高くて、安い牛丼は値段が安い」というような普通の感覚が通用しない「定額制」ってやばいよねという話を聞いて。

 かといってグッズ的に売るほど人気の有るアーティストなわけではないので、
「登山に行って綺麗な葉っぱを持って帰って押し花にするぐらいの気持ち」
がいいんじゃなかろうかと、ついでに葉っぱの押し花も同封させていただきました。
 (ちなみに登山にいくと、その日のベストオブかっこいい形の葉っぱを持って帰るというのを小学校ぐらいの時に習ったような気がして、なんとなく今でも習慣でしてしまいます。)
 まあ、落ち葉みたいなもんやとおもって500円よろしく!利上げは舞台芸術を志す若者のごはん代になります!みたいな気分でした。
 ただ、ジャケットをね、良い紙かってきて印刷して染めたんですけど、本当にもう手間かかりすぎてやばかった。
 写真では過去音源と同じように見えますが、一枚一枚染め模様が違うし、なんなら、盤面も大きめの絵の場所を変えて印刷しているし、葉っぱももちろん形が違うというこだわりよう!さっきの言葉を覆すようですが、これまたするならお金取ってもよいわと思える作業量です。


◯音楽紹介◯
 もう、ネタバレしてもよいので、どんな事を考えて作ってどんな曲になったのか言いたいので言います。
 
 コンテンポラリーダンスというと、なんとなく無音のイメージが僕はあるんですが、やっぱり1時間ぐらいの公演になると、何かしら音楽がかかっています。
 で、だいたい公演でかかっている音楽は具体性やイメージを欠いたものが多くて、ちょっとしたノイズとかピアノとか。
 あとは、舞台のテーマがあってテーマに沿った音楽がかかる場合が多いように思います。
そりゃあそうなんだけども、劇場の音楽はもうすこしお客さんのために鳴っていてもいいんちゃうか?とおもって。
 できるだけ聞く人にイメージや具体性が伝わり、ストーリーや必然性があったり、「ぷぷっ」となるようなおもろいのがいいなと。ダンス以外のところでも一本筋の通った時間が流れているのはおもろいよねと思っていました。
 (これについては、平面作品や見ている間に変化のない時間を感じられない作品を見る時に音楽を聞いたらどうなるだろうと実験した事もありまして。普通に美術館の展覧会にいって解説のヘッドホンをしているふりして全然違う曲をかけて一枚の絵をみてみたりするとやっぱり好きな絵に好きな曲はいい感じにプラス作用を生んでいました。)

 いままでは、演出が先にあって作ったことはあったんですが、今回はそんなことを思って結構先走って作りました。
 同じ物を見ていても、小田和正がかかったら泣きそうになるあの感じにならんかなと思った次第でした。
通常、朝に聞く音楽とかは自分で選ぶものですが、テレビやラジオをつけたら流れてきた曲でその日一日の気分を左右されるような。
 
 結果、制作段階から納得いく形に落ち着くまで時間がかかりました。。
 今回のダンス公演に結果的に、この発想での制作過程が、プラスに働いたかどうかわからないんですが、水面下でこんなことが行われていたとマニアックな観点で、とらえていただければ。
 
◯さて、それぞれの曲解説も軽く。◯

 一曲目は1982年のNHKのニュース番組をモチーフに、内容は富士山頂付近での積雪を観測したというもの。お堅いニュース番組で始まり、中盤は京都にOUTATBEROというバンドがありまして、かっこいいクールなバンドなんですがそのバンドの(多分セカンドアルバム)の雰囲気をパクリ、電子っぽいセリフで思いっきり馬鹿な事(馬鹿が言いそうなこと)を言い放ち、後半はクラシカルなクラリネットの三重奏が始まりバキバキに割れたドラムが入ってくるという曲。
 言葉にするとあほらしいですね。
 
 二曲目は「ダンスミュージック=ダンスするためのミュージック」じゃないダンスの為に作られた曲をいろいろ探している中で、やっぱりボレロ、かっこよすぎるし名曲すぎるしやばすぎるし、同じメロディーをいろんな楽器が担当していくとかいいよねーというわけで、全体的に逆のボレロを作ろうと思って作った曲。
 古典文学を現代語訳したような、読みやすさとやさしさと違和感を出したかった。
 ので、基本のボレロ的リズムは逆にメロディが担当し、メロディ的な要素は安定感のある簡単なものへ変換。で、思いっきり電子音の機械的なリズムがビミューに走っていくように繰り返し、最後の方は好き勝手に壮大に繰り返すという楽しい曲。実際ダンスがのって一番かっこよすぎて震えて鳥肌たったのはこれでした。
 「生演奏でやったら盛り上がるやろなー」と思ったけど、ドラム、ベース、キーボード、ギター5人、木琴2人、管楽器3人は最小でもいるという現実味のなさ。

 三曲目は前半がマイスパレード的な宅録系の繰り返しのなかでパズル系のギターが組み合わさっていてエモい感じになると思いきや、本当にバカバカしいリズムが無理やり入ってきてセリフも入り、音階の美しさを台無しにしたものの、やっぱりエモいやんと戻る曲。

あと、本編ではボツになったのものなども居た堪れないので、サントラには収録しています。お買い上げいただいた10名様は聞いていただけたら幸いです。なんとなく、私的な「オチ」は実はこういった感じでしたという内容。

◯まとめ◯
 自分が家で作った音、実家なので、あんまりうるさい音を鳴らすとお父さんに怒られる状況のなか、ひっそりと打ち込まれ、ボリュームを絞りに絞ったフェンダーベースマンアンプでならされ録音された音が劇場で大音量になって流れる様は頭でわかってはいたものの、不思議なものでした。
 本当は2ミックス状態からはミックスマスタリングをプロに頼もうと思っていたんですが、本番ぎりぎりでも変更があるかも的な雰囲気だったのでとりあえずやれることだけは勉強しとけてきな感じで、ミックス作業をむりやり勉強しましたよ!MS処理ってなんだよ!4バンドコンプめっちゃ便利やな!みたいな。
 
パソコンの進化と無料プラグインは本当にすごい!

最終的に2月で200時間ぐらい制作とか買い物(ハードオフ巡りの日とかね)に使いました。なかなか、やりがいのある山場でした。

あしたからは普通にイオンとか行く生活を一旦取り戻そうと思います。

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# by watarukanaya | 2015-09-29 18:09